子供の頃 節分には 山できってきた木でお箸を作って夕飯を食べた。
 子供の手には持ちにくいほどの太い太いものだった。
 まず神社で豆まきをして その後自宅でまく 世帯主の仕事だ。
 学校から帰ると どの部屋にも豆がころがっていた そして 外の雪の上にも。四季おりおりの行事の作法に意味があると思うが 父の代できえてしまう